tsuyojijiの「ガン日和」

胃がん発見からおよそ1年になります。これまでの経過や日々の様子を書き連ねます。

発熱・寝汗・むくみ

 あれほど寒波が厳しかった今年の冬でしたが、ここ数日、すっかり春の日差しに覆われるようになりました。田んぼの麦の芽が一気に伸びてきて、緑が広がりつつありますね。ただ、また、明日から数日は寒さが戻るとか。

 昨日、Facebookにがんのことをカミングアウト。やはり、たくさんの人を驚かせてしまったようです。メッセージもたくさんいただきました。ありがとうございます。このブログの読者が増えてくれるといいな、と思っています。

 さて、治療が始まってから、もちろんいろいろな副作用が出るわけですが、これまで、単に「副作用」ではない、なかなか他の人には出ない症状がありました。それが、タイトルの「発熱」「寝汗」「むくみ」でした。

 まずは、発熱。実はまだこれは完全に治まったわけではく、現在も続いています。

比較的早い段階、抗がん剤治療が始まった11月には始まっていたかもしれません。常に37.5度くらいの熱があり、ふと気づくと38.0度を超えるほどの熱が出ます。抗がん剤のパンフレットには、いろいろな副作用のことが書いてあるけれども、「発熱」については、何も書いてありません。先生たちも原因がはっきりしないとのこと。とりあえず解熱剤を処方してくれました。しばらくの間、熱が上がるとロキソプロヘンやカロナールを飲んで対処療法的に熱を下げていました。ただ、これだけ熱が出ると、やはりかなりからだがきつい。そこで、九州大学にいる教え子のM君に状況を伝えてみました。すると、意外な返信がありました。

 彼が言うには「熱は、上がった状態よりも、上がる過程でかなりの体力を消耗するので、とにかくロキソプロフェンを予防的に飲んで、熱を上げないようにしてください。」とのこと。「えっ!」と思いました。ロキソニンは、これまで何度か町医者からもらってきましたが、「この薬は38.0度以上になったら、使ってください。」みたいな注意書きがありましたし、群大の先生たちも、予防的に使う話など一切してくれませんでした。そこで、1月半ばに入院してしばらくしてから、「熱が結構きついんだけど、薬を予防的に使ってもいいのか」と主治医のグループの先生に聞いてみました。すると、「ぜひそうしてください。痛み止めにもなりますし。」とのこと。「そんな使い方があるなら、もっと早くに教えてほしかった!というのが本音。

 それからは、朝・昼・晩の3回、「ロキソプロフェン」と胃を保護するためのレパミヒドを服用し、深夜2時頃に「カロナール」を飲むようになりました。ちょうど入院中で看護師さんが起こしてくれることもありましたし、その頃に寝汗をかいて下着を取り替えるので、そのタイミングでカロナールを飲めました。

 今も、この薬の利用をしているのですが、最近、夕方以降37.3度前後の熱が出る日が多く、やや不安になっています。

 長くなったので、今日はここまで。「寝汗」については次回に。

 

10/29 ~30 青森県大鰐温泉 入院まで間がありそうなので、東北新幹線の旅をすることになり、弘前城の紅葉祭りを見に行くことに。実際には天候に恵まれず、青森市内で「のっけ丼」を食べ、その後ねぶた会館で、体験等。夜は大鰐温泉不二やホテルに宿泊。翌日は、途中、道の駅により、りんご(北斗、おいらせ)を購入。
10月31日 PET/CT検査 胃とはかけ離れたリンパの正体を突き止めるために、日高病院でPET/CT検査を実施。放射線を注入しての検査らしく、検査後はしばらく幼児との接触を禁止された。この結果次第で、今後の治療方針が決まるとのこと。何事もないことを願うばかりだ。
11月3日 野菜スープとスムージー 有希が野菜スープを作ってくれたのを飲んだり、スムージーを勧められ、作って飲み始めた便通が良くなっている感覚。 今日は、伊香保国際カントリーで向井、齋藤、岸の3氏とゴルフ。
11月8日 治療方針決定 ○最終診断:残胃癌、膵浸潤の疑い 傍大動脈リンバ節転移の疑い ○先日のPET/CT検査の結果、結局リンパ節の転移が見つかった。そのために、今後の治療方針として抗がん剤による化学療法を先に行い、手術となった。緒方医師の考えとしては、体力がある内に抗がん剤を使って、潜んでいる癌も退治しておきたいとのこと。セカンドオピニオンの話も出たが、緒方医師に任せることとして、この方法を受け入れた。 ○化学療法としては「標準治療」としての「TS-1」と「シスプラチン」の併用による抗がん剤治療。5週間1サイクルで2サイクルを行い、そのときの成績移管で手術を行うか、化学療法を継続するか判断するとのこと。