抗がん剤治療（TS-1とシスプラチン）②

　TS-1とシスプラチンによる抗がん剤治療は継続します。その経過については、昨年中、パソコンに記入していた日記を転記したいと思います。

 　ここに載せたのは、第１クールの「TS-1」を服薬中の記事です。第1クールは本当に副作用が少なく、日常的には、疲労しやすくなったことや、食べ物の味がまずくなったこと、たいりょくしょうもうがすすんだことくらいでした。

11/22（水）・・むくみはほとんど消えた。体重は51.8キロ。癌の影響だろうが、ずいぶんやせたことになる。ふと、抗がん剤は効いてくれるのか、不安がよぎる。
○夕食を食べてから、塾へ。高学年の国語。
○吐き気はないのだが、結構気持ちの悪さは来ている。今後、食事内容を敦子と相談しながら、考えていく必要があるかもしれない。ただ、それ以外は、至って元気なはずなので、明日以降、少し歩くなりをしなくては思う。
○大場さんのところのラ･フランスが届いた。できれば、明日ジャムづくり。

11/23（木）・・朝から、だいぶ落ち着いた感じ。完全にむくみが取れたせいかもしれない。朝は、おかゆとあじの干物。昼はラーメン、このラーメンが少し胃に詰まった。
○午後は、敦子が書道展準備のためでかけたので、空と留守番、空は2時頃から昼寝。自分もごろごろしながら、少しスクワット。
○夕飯は、お粥とハンバーグ。お代わりしたら食べ過ぎたようで、そのあと少しつらかった。亜樹が感謝祭のため帰宅が遅く、空と入浴。

11.24（金）…○だいぶ体調は戻ってきた。食べた後のもたれがやや強く出ている。
○筋力の衰えが激しいので、ウォーキングを開始。朝は、空を保育園に送った後、芳賀の練習場に行ってきた。約90球を打つのに1時間かかった。少し打つと足がだるくなり、息も上がってしまう。これで来週、コースに行けるのだろうかとやや不安。

11.25（土）・・午前中、空と公園に散歩。11：00に木村先生がお見舞いに来てくれた。午後は、ユニクロへ差し入れを届け、帰りがてら上電で500円分の練習。帰宅後発熱（37.5度程度）鯛の塩焼きで夕ご飯。食欲は普通にある。食べたり飲んだりの後の口の中のまずさがかなり薄れてきた。そのため、比較的いろんなものを口にできるようになった。

11.26（日）…○午前中は敦子がガーデニングでいなかったため、空と二人で散歩。公園のはしごをして約5000歩歩いて帰宅。夕方37.4度。昨日ほど辛くはない。

11.27（月）・・今日は、いつもよりも腹部が膨らんでいる感じが強い。ゲップがうまく出るといいのだが、なかなか出ないために、不快感が強い。クロネコヤマトまでウォーキング。およそ35分、4000歩。１７：10からの低学年の授業を実施。塾の今後のこともいろいろ考えなければならいのだが、もっと今の時間を有効に使って、しっかりと勉強をしなければとも思う。

11.28（火）・・昨日からの腹部膨満感は変わらず。これが、薬の副作用なのか、あるいは腫瘍の活動結果なのか。いずれにしても、この感覚がなくならないと、特に食後が辛い。そのような状況ではあるが、食欲がないわけではない。敦子が買ってきた好物のぶどうパンもおいしく食べたし、昼にはラーメンを食べたくなり、幸楽苑の「野菜味噌ラーメン」をほぼ完食してきた。有希に話したらしかられそうだが。
○夕方、塾へ。中学年の子供たちの国語の授業を行ってきた。

11/29（水）・・朝少し頭痛がしたが、思い切ってゴルフに。シルクカントリーで、向井、齋藤さんと。スコアは二の次。とりあえず周り切れた。さすがに疲れたようで、帰宅後（多分プレー中から）発熱。37.8度。仕方ないので、塾を休ませてもらった。

11/30（木）・・空を送ったまま羽鳥眼科へ。めがねの処方箋を取り直しと、白内障の確認。優子先生の話ではやや進んでいるとのこと。昼食後、ジブラルタの桑島さん来宅。介護保険の見直しのお願い。結局解約ではなく、減額で依頼。16：00に狩野文彦君とお茶。彼のこれまでのことを詳しく聞き、私の病気のことを話す。
○ネットで、胃がんに関するステージの記事を検索をしてみた。結構詳しい図解や解説があり、わかったことがいくつかある。緒方医師からはこれまで、一切ステージの話はなかった。あまり問題にしなくてもいいのかもしれないが、やはり気になるとことではある。そのネット上の解説によると、おそらくはステージⅢのBなり、ステージⅣに近い段階なのかもしれない。この段階で、現在行っている抗がん剤治療がどの程度有効に機能するのか。全く個人的な差があるのだろうが、やはり難しい面はあるのかもしれない。ただ、わからない状況の中で疑心暗鬼が良くないことはわかっている。