tsuyojijiの「ガン日和」

胃がん発見からおよそ1年になります。これまでの経過や日々の様子を書き連ねます。

抗がん剤治療(PTX+RAM)②

 桜が満開を迎えた今日の前橋、やや強めの寒い北風が一日中吹いていました。散ってしまうかと少し心配でしたが、幸いにも満開を迎えたばかりだったので、それほど散らずに週末を迎えられそうです。

 さて、(PTX+RAM)の治療の話の続きです。

 私の最初の点滴は、1月23日(火)(関東地方に4年前に次ぐ大雪が降っていました)。むくみのための入院中にスタートしました。むくみのための入院といっても、取り立てて何か治療をしてむくみを取るということではなく、全体的な体調管理を目的にしての入院という状態になっていました。そこで、点滴1回目が終わった段階で、「家に帰って、経過を見ましょう」という話にもなったのですが、なかなかむくみは引かず、熱も出やすい状態が続いていたので、しばらく退院は見送ることになり、結局退院したのは、3回目の点滴が終わって第1クールの休息期間に入ってからのことでした。

 実は、この最初の点滴をして3日目に、体調的に一つ大きな変化がありました。それは、寝汗の問題でした。以前にも書きましたが、昨年の暮れ(最初の抗がん剤治療・・SP療法をやっている最中から)から結構ひどい寝汗に悩まされていました。入院した1月中旬以降は、特にひどくなり、一晩に3回も下着とパジャマを替えなければならいことが続きました。幸い、群大病院は無料でパジャマを貸してくれたので、最初は自前のパジャマでしたが、とても間に合わないので、途中からは借りたパジャマで過ごすようになりました。

 それだけひどかった寝汗が、最初の点滴を受けた3日目にはピタっと止まったのです。これには、私はもちろん看護師さんたちも家族もびっくり!むくみは相変わらず続いていましたが、この寝汗が止まったという一点だけでも、「薬が効いた!?」という期待感が出てくるのが、投薬治療を受けているものの人情なんでしょうね。

 しかも、1月26日に採血をして血液今朝をした結果「白血球が下がっている」という話が主治医からありました。これは、本当に大きなうれしい話でした。この後もこの白血球の値に一喜一憂するわけですが、そのことも以前に書きました。私の胃がんは「G-CSF産生腫瘍」という白血球をつくりだしてしまう特殊な癌で、通常、抗がん剤治療を始めると、その副作用で白血球が減少し、免疫力が低下することが危惧されます。しかし、私の場合には白血球が標準値を大きく上回っていました。その値が下がったということは、「おー、薬が効いているぞ!」という期待をますます増大させるものだったのです。薬の副作用もあり、疲労感が強く、だるい日が続いていましたが、「今回の抗がん剤は、なかなかいいかも」というきもちになれました。

 このあと、2月11日までの入院期間中に2度の点滴治療が行われました。その様子は、また次回。