tsuyojijiの「ガン日和」

胃がん発見からおよそ1年になります。これまでの経過や日々の様子を書き連ねます。

抗がん剤治療(PTX+RAM)④

 4月になったばかりだというのに、夏日が続く異常な天気が続いています。

 昨日は、PTX+RAMの第3クールの3回目の点滴でした。いつものことですが、この点滴の後2日ほどは倦怠感が続き、何か行動を起こすのになかなかスイッチが入らず、このブログも昨晩書き始めながら、2行を書いて止まっていました。

 今回の点滴外来は、点滴が目的ではありますが、一番気がかりであったのは血液検査の結果でした。前回までに、白血球が標準値を超えたところで少しずつ上がってきていました。何度か書いてきましたように、白血球の値を上げてしまうのが、私が抱えている「G-CSF産生腫瘍」という特殊な癌です。白血球の値が上がるということは、その癌の活動が活発であるということになります。

 もし、今回の検査結果が前回に引き続き上昇傾向にあるようであれば、主治医に掛け合ってでも、手術を早め、その上で抗がん剤治療を行うなどの治療を行ってもらうか、その他の抗がん剤治療を検討してもらおうかと思っていました。一応先月のCT検査では良い傾向にあることは書きましたが、この「G-CSF産生腫瘍」は進みが早い、という難点があります。ちょっとした油断の隙に、増殖してしまうことも危惧されます。そのために、白血球の値がとにかく気になっていました。

 順番が来て、診察となりました。今回も主治医のグループではない先生でしたが、今日の先生は大変丁寧で、いろいろ質問をして、患者の現状について気持の面も含めて聞こうとしてくれました。大学病院では、ある意味珍しいタイプの先生のような印象でした。

 それはさておき、白血球の値は「7.8」。完全に標準の範囲内に戻っていました。先生からは、「もし継続して高くなっているようなら、一旦今の薬での治療を中止して、検査をしながら新しい抗がん剤治療を検討しなければならなかったんですが、これなら大丈夫です。血小板等の他の値も良くなっているので、このまま次の第4クールを実施しましょう」というお話しをいただきました。

 この面談の後、外来化学療法センターで点滴を受けて帰宅しました。

 たくさんある血液検査の検査項目の中で、特に気になる「白血球」「ヘモグロビン」「アルブミン」「総蛋白」の変化のグラフです。

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 こうやって見るとオレンジの白血球の変化が著しいのがわかると思います。急激に下がったのが、1月23日に現在の抗がん剤治療が始まって以降のことです。