tsuyojijiの「ガン日和」

胃がん発見からおよそ1年になります。これまでの経過や日々の様子を書き連ねます。

がん患者の日常 ここ数日の様子

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 私は、子供のころから飛行機雲が大好きでした。それなので、飛行機雲が見えると、運転中であっても、即、車を止めて手持ちのカメラでパチリ!

 先日、忍野でもこんな風景を撮影することができました。お土産も買い、帰りかけた時、孫の空が「あっ、飛行機ぐも!」というので、見上げると、確かに飛行機雲が上空に近づきつつあります。そこで、あわてて、富士山上空にかかる飛行機雲を撮影できそうな場所へ戻り、数分待ち構えました。そして、撮影したのがこの写真。飛行機雲と富士山を一緒にカメラに収められるとは、私にとってはとてもラッキーな一日でした。

 

 新しい「ナブタキセル」の点滴2回目をこの前の火曜日に終えて、多少の腹痛はあるものの、比較的快調に過ぎていていました。一昨日の金曜日も、ゴルフ練習に行き、カラオケにも行き、夕方は桂萱小の6年生の女子二人との授業を楽しく、1時間20分の予定を大幅に延長してやってきました。

 ところが、昨日は朝から頭痛がひどく、薬を飲んでそれが効くまで起きられないありさま。熱も少し高め。起きてからも、体中がだるくてなかなか行動が思うようにできません。春日中時代のバレー部の子たちがランチに誘ってくれていて、とても楽しみにしていたのですが、ちょっと厳しいと感じ、急遽キャンセル。ただ、午後2時ころ、少し良くなったので、顔だけは見たいと思い、ジャムを手土産に会いに行ってきました。なんと、36年ぶりの再会。

 そして、夕方少し寒気を感じ、検温すると38.0度!

 薬剤師をしているKさん(附属小相時代の教え子です)に相談をして薬を飲み、深夜に解熱。そのあと熟睡して、起きてみると、ほぼ平熱に戻っていました。

 ところが、朝食を食べようとしたのですが、今度は腹痛がひどく、結局朝食は食べられず。ウォーキングをしてきたり、パインジャムを作ったり、気力はまた戻ってきているのものの、体全体の調子が整うのは難しいようです。

 これらの不調が、すべて抗がん剤の副作用によるものなのか、副作用に関係なくお腹の中のガンが勝手に暴れていることによるせいなのか。いずれにしても、この先の展開が気になるところではあります。しかし、お医者さんはだれもそういう話をしてくれません。私がストレートに聞かないこともあるでしょうし、もしかしたら先生たちも予測できない面もあるのかもしれません。しかし、患者としては、当然のことながらこの先の見通しがとても気になります。

 8月上旬には、大学時代の研究会の同期会が、そして中旬には伊勢崎時代の生徒がクラス会を開いてくれることになっています。さらに、10月下旬には、各都道府県から集まった指導主事の研修会がつくばであり、その時の同窓会が草津温泉で行われることになっています。これらの会までに、自分の体がどうなっているのか!?自分はその会に出られるのか!?そういう不安を常に抱いてしまうのが、癌患者の宿命なのかもしれません。それでも、そんな不安を口にしたり、それを聞いてくれる家族がいたり、こんな記事を読んでくれる人たちがいたり、そういう人たちに囲まれて日々の人生を送れるのも、癌患者ならではの「幸せ」なのかもしれません。