tsuyojijiの「ガン日和」

胃がん発見からおよそ1年になります。これまでの経過や日々の様子を書き連ねます。

イリノテカン治療、スタート

   大阪の震災、四人の方のご冥福をお祈りいたします。前日の前橋の地震は幸いにも震度が弱かったので、ほとんどの被害がなくてよかった、と思っていました。神戸にいる長女が、心配をしてメッセージをくれましたが、「大丈夫みたいだよ。よかったね。」というやりとりをしたその翌日に、今度はこちらが神戸を心配することに。そして、神戸は幸いにも何事もなかったようですが、大阪では、大変な事態になっているとのこと。人生、何が起こるか、ホントに分かりませんね。

 

   朝から一日、がんセンターで、胃カメラの検査、そして、イリノテカンの第1回目の点滴を受けて、今はその帰りです。群大病院とは異なり、この病院に来ている患者さんは100パーセントがん患者、あるいはその疑いのある人たちです。いろいろな世代の人たちがいて、結構若い方もいます。とにかく、ここに来ている患者さん、誰もが、ガンの告知をされるまでは、ごく普通の日常を送っていたはずです。ところが、その日を境に生活が一変します。人によってその震度は、また異なります。同じ胃がんであっても、ごく初期に見つかり、すぐに内視鏡で摘出できる震度4程度の方。私のようにすでにステージⅣで手術もできない、震度6強程度のダメージを受ける人。これもすべて人生のちょっとした機微というか、運命の分かれ道があるんですね。

    そんなことを考えていると、意外と、とても素直に今の自分を受け止められる気がします。いつか書こうと思っているんですが、ガンになったこと、それほど悪いことではないな、と思っています。