tsuyojijiの「ガン日和」

胃がん発見からおよそ1年になります。これまでの経過や日々の様子を書き連ねます。

九州旅行

7月9日から11日まで、家族四人で九州旅行に行ってきました。

     今後、なかなか家族で旅行もままならなくなるかな、という思いもあって、神戸の娘や孫たちも交えて、グアムや沖縄を視野に入れて計画をスタートさせました。しかし、娘たちの都合や私の治療日程などもあり、結局、四人での九州旅行となりました。

    初日は、まず羽田から長崎へ飛行機で。そこでレンタカーを借りて長崎市内へ。今回の九州へのきっかけは、長崎出身の娘の親友が里帰り出産をしたので、その赤ちゃんに会いに行くこと。それなので、まずは、そのお友達の家に娘と孫を送り、家内と市内観光をしようと考えていました。ところが、そのお友達のお父さんが案内役を買って出てくださり、車でいろいろ案内をしてくださいました。私は長崎は2回目。教育センターにいたときに、出張でくる機会があり、その時主だったところは見ていました。ただ、原爆資料館には寄れなかったので、今回、ここだけは、是非行きたいと思っていたので、真っ先に連れて行ってもらいました。夜は、お友達のお父さん推薦のお店でチャンポンと皿うどんを堪能。なぜかこの日は胃の調子がとてもよくて、結構食べられました。何しろ、チャンポン麺は私の大好物ですから。今年、前橋市内にあってチャンポン麺で有名だった紅蘭さんが閉店し、それ以来食べられなかったので、胃ががんばってくれたのかもしれません。残念ながら、有名な夜景は見られませんでした。

    二日目は、平和公園に寄って平戸までのドライブ。その平和公園でちょっとした出来事が。私は路上駐車の車にいて、家内と娘、孫の3人が平和像を見に行きました。その時、8月9日の祈念式典のために、クレーン車に乗った人たちが像の清掃作業をしており、その様子をテレビ長崎が取材に来ていました。そこで、3人が取材してもらい、なんとテレビ長崎のニュースに出たのです。孫はアップで写してもらっていました。このあと、九十九島の水族館(海きらら)で孫を遊ばせ、家内が希望していた有田焼の里で買い物。そして、平戸のホテルへ。

   三日目は、伊万里呼子、博多、別府の長距離ドライブ。伊万里は少しだけの観光。この日のメインは呼子河太郎のイカの料理。3年前に、佐賀の出張に来ることになったとき、群馬大学の濱田先生から「佐賀へ行くなら、是非呼子イカを食べに行ってください」と言われ、仕事が終わってから、車で呼子まで来て、イカを食べて帰りました。その時のことが忘れられず、是非家族を連れてきたかったのです。透き通ったイカのお造りに家内も娘も感激していました。足が動く様子を恐がっていた孫も「おいしい!」と言ってたくさん食べていました。このあと、九州大学病院でリンパ腫の研究をしている宮脇君に会うために博多へ。つい話し込んでしまい、気づくと17時を回っていて、慌てて別府のホテルへ。ホテル到着は20時でした。ホテルでは、おいしそうな料理がたくさん出たのですが、疲れが出たのか、あまり箸が進まず、温泉に浸かって、早々と寝るとことに。

   四日目(最終日)は別府の地獄巡りをした後、大分空港から羽田へ。朝から食欲がほとんどなく、朝も昼も、何を見ても食べる気がしません。症状からすると、どうやら副作用が出てきた感じでした。最初のイリノテカンの副作用は三日目、四日目に出ていたのですが、今回は出ないままにここまで来ていました。強い吐き気とかはないのですが、お腹全体がドンヨリとして食欲が全く出ません。はしはしとした行動が思うようにできません。運転はすべて娘任せ。羽田から前橋までも、かなり渋滞がありましたが、ずっと娘に運転してもらいながら、帰ってきました。

    多少の疲労や副作用のだるさはありましたが、楽しく旅行をすることができました。この四日間、胃のつかえは、先週ほど強くなく、通りがよくなっている感じでした。

     「もしかして、ガンが小さくなっているのでは!」そんな期待を持って、今、柏のガンセンター東病院でCT検査の順番を待ちつつ、これを書きました。