tsuyojijiの「ガン日和」

胃がん発見からおよそ1年になります。これまでの経過や日々の様子を書き連ねます。

癌との初対面、一周年記念日

 今朝は一気に冬型の気圧配置ということで、冷たい雨と北風が窓を打ち付けています。いよいよ秋が深まってきますね。

 今日、10月12日は、「癌との初対面、一周年記念日」です。と、そのことに触れる前に、ここ数日の「熱トラブル」について。

 先日の三連休、熱に悩んでいたことは前回書いた通りです。

 火曜日、前日からの熱が落ち着かないこともあり、柏のがんセンターへ行くことになりました。この日は、遅くなったこともあり、電車は使わずに自動車で。到着後、血液検査の結果を待って、主治医の診察。その結果、ステロイド剤と抗生物質感染症の心配もあるので)の点滴を受けることに。比較的短時間の所要時間でしたが、全部終了したのは、18時ころでした。とにかく、点滴をするセンターが大変な混雑で、点滴を受けるソファーがなかなか空かず、治療が始まったのは15:00頃でした。

 この点滴を受けて帰宅してから、まったく熱が上がりません。これは良かったかな、と思いつつ寝る準備をして、ベッドに入りました。ところが、興奮状態になってしまったらしく、まったく眠れません。結局2時ころから1時間半ほどまどろんだ程度で、朝を迎えてしまいました。

 そして昨日(水曜日)。相変わらず発熱はありません。しかし、体全体が熱っぽいようなダルさを感じ、なんとなく力が入りません。それでもワークスタジオのほうを休みがちであったので、午前中だけでもと思い出勤しましたが、結局、12時まで持たずに少し早めに上がらせてもらって帰宅しました。そして夕方、またもや一気に38度まで発熱。夕食後の腸の炎症もひどく、カロナールを飲んで入浴をせずにそのままベッドへ。熱が下がらずにいたので、0:00頃にロキソプロフェンを服用。すると、その後3回ほど大汗をかき、朝には37度台前半に。38度台までの発熱があったこともあり、主治医と相談して、がん研に行くことになりました。前日入浴をしなかったので、朝食前に入浴をしたところ、全身に蕁麻疹ができてきているのに気づきました。前日からの顔が赤いのはこれだったんですね。その様子を写メで主治医に送ったうえで、柏のがん研へ。

 診察の結果、「オプジーボでも薬疹は出ることがあるけれども、抗生物質投与直後からの薬疹のようなので、感染症の疑いは低いし、抗生物質はやめましょう。そのかわり、腸の炎症を抑える意味でステロイド剤を増やし様子を見ることにしましょう。」という主治医からの話があり、診察後にプレドニンの点滴を受けて帰ってきました。その後、体のだるさはある程度消えて熱もだいぶ落ち着いてきました。

 今は、少しの体のだるさと、顔・頭・首を中心にかゆみ、それと口腔内、扁桃腺付近の喉の軽い痛み。やはり、これだけひどく薬疹が出ると、こんな症状もでて来るんでしょうね。申し訳ないとは思いつつも、今日もワークスタジオはお休みをもらいました。

 なんにしても、やはりがん治療は一筋縄ではいかないようです。

 

 そして、その癌と初面したのが、去年の今日なのです。小板橋医院に行き、胃カメラの撮影を受けているとき、小板橋先生が「なんだこれは?」と驚きの声をあげられ、画像を一緒に見ていた私も、一瞬胃カメラを飲んだ苦しみを忘れたほどに、びっくりしたのは胃壁にできた大きな「溶岩ドーム」のような塊。これが癌との初めての対面でした。このとき『これはただごとではないな』と覚悟ができたような気がします。

 あれから一年。あっという間に過ぎたような気がします。とにかくいろんなことがありました。その様子は、ずっとこのブログに書いてきましたが、考えてみると、あれだけの大きな癌(いくつかのリンパ節に転移をし、膵臓にまで浸潤しているほどの)でありながら、よくここまで持っているな、というのが正直な感想です。