tsuyojijiの「ガン日和」

胃がん発見からおよそ1年になります。これまでの経過や日々の様子を書き連ねます。

緊急入院。そして、水抜き、2.3リットル。

 昨日、がん研究センター東病院に、緊急入院となりまし。

 一人で来ようと思っていたのですが、さすがに昨日は体力的に自信がなく、家内に付き添ってもらって、電車を乗り継ぎ病院へ。今までならばごく普通に乗り継ぎもできるのに、少し歩くだけで息切れ。足も疲れてしまい、「へんだなあ」と思いつつ病院へたどり着き、いつものように採血をしてもらい、診察の順番待ち。そして、順番が来て、診察に入って、設楽先生の顔を合わせたとたん、先生から「すぐに入院をしましょう。このままでは、抗がん剤はやらないほうがいいですし、まずは入院をして、全身の状況を整えましょう。」とのこと。

 驚いたのは、先週まで、低くはあったけれども安定していたヘモグロビンがこれまでで最低の6.7!!成人男性の平均値は最低が14で私はここのとろ9.3程度を維持していました。「動悸や、ふらつきはありませんでしか?」「はいまさに、その通り」

「お腹がかなり膨らんでいますが、息苦しさやお腹の膨満感は強くないですか?」「まさに、その通りです」

「そのほかにも、血液に関するいろいろな数値が、こまでよりもかなり悪い状況です、これをとにかく改善して、その上で今後の抗がん剤治療をまた考えましょう。」ということになりました。

 

 手始めは、腹水を抜くこと!病棟主治医の中島先生が処置をしながら「とりあえず、初めてだから、今回は2000CCにしておきましょう」というではありませんか。自分としては、500も抜けばいいのかなと思っていたので、びっくり。2000CCといば、1リットルペットボトル2本分。「そんなに出るものなの?」と思いつつ、ベッドに横になっていると、どこかから「せせらぎ」のような音が聞こえます。よくよく耳を澄ますと、ベッドサイドから聞こえてきます。なんと、腹水が容器に流れ落ちる音でした。

 これでは体が重く、動きずらいわけです。抜いてもらって、すぐに体に変化が。なんと、前日までは利尿剤をのんでもなかなか出なかった「おしっこ」が、結構大量に出たこと。食べてもこれまでのような腹部のもたれや痛みが出なくなったこと。歩くときに足が上がるようになったこと、等々。

 

 そして、続いては輸血。久しぶりの輸血でしたが、だんだんに関節とかに力がたまる感覚が出てきました。すべて処置が終わったのは20:00過ぎでしたが、そのあと、久しぶりにぐっすりと眠ることができました。ここ数日、なかなか寝付けなったり、夜中に何度も目を覚ましたりが続き、熟睡できていませんでした。それが、本当に久しぶりに熟睡できました。やはり、疲れていたようです。

 

 ただ、この入院のために、土曜日に予定していたワークスタジオ前橋の「岡野先生ジャム教室」は準備とレシピつくりは私がしましたが、結局皆さんにお任せ。そして、日曜日に予定していた「オカノカップ」は、当初始球式だけでも出て皆さんと顔を合わせるのを楽しみにしていたのですが、これも断念。鷹橋君に全部取りしきりをお願いすることに。さらに、塾はもちろん他の先生たちを巻き込んでご迷惑をおけけすることになってしまいました。