tsuyojijiの「ガン日和」

胃がん発見からおよそ1年になります。これまでの経過や日々の様子を書き連ねます。

サプリメント各種と補助治療①

 前橋では、ハナミズキが満開になってきました。例年ゴールデンウィーク頃に満開となるイメージだったのですが。

 皆さんは、サプリメント(いわゆる栄養補助食品です)はいろいろお使いでしょうか。私の家内は、結構職場や化粧品関係の友人の薦めを受けて、「酸素」を体内に取り込めるとかの薬品のようなものをはじめ、何種類かの薬品・食品を購入して使用しています。私は、あまりそういうのが好きではなく、というか、継続してそれらを使うことが面倒くさくて苦手なこともあり、また、意外と猜疑心が強く、それらに対する信頼性をつい疑いたくなってしまうこともあり、ほとんど関心を持たずに来ました。

 しかし、癌になって少し変わってきました。2月に退院して以来、いくつかのサプリメントを使用するようになりました。

 一つは、癌治療に直接かかわると期待できそうなサプリメント。これは、入院中に教え子のOさんから教えてもらったもの。「フランDグルコース」という薬品系統のサプリメントです。ネットでの触れ込みは、「北海道医科大学との共同研究により開発」「癌が消えた!」等々。コンセプトは、「癌が通常栄養分としている糖類だと思ってこれを進んで取り組むように作られているけれども、実際には何の栄養価もなく、癌が栄養失調になって壊死していく」というもの。これを読んで、治療中の「サイラムザ」の応援に使えるかな、と考えました。といのは、「サイラムザ」は以前にも書きましたように、直接癌細胞を攻撃する抗がん剤ではなく、分子標的薬に分類される薬です。この「サイラムザ」は、癌が栄養を取り込むために組織に張り巡らせる血管をたたいて、癌が栄養を取り込めないようにするのだそうです(と、主治医は説明してくれました)。ならば、「フランDグルコース」は「サイラムザ」の援護射撃になるのでは、と考えたのです。値段を見たら、1日2回服用で、月に15,000円程度。これならば、家計への負担もあまりないと考え、試しに使ってみようと思い注文をしました。そもそもこれがどの程度の効果があるのかはわかりませんが、私としては珍しく、2ヶ月間飲み続けています。

 次に、栄養面でのサプリメント

 発病以来、血液検査の結果で「総蛋白」と「アルブミン」の値が極端に低く、その「アルブミン」の低さがむくみの原因ではないかと考えられたほどでした。そのような状況を見て、担当の看護師さんが、2月の退院時、蛋白質やビタミンのサプリメントを試してみたら」と薦めてくれました。そこで、早速ネットでいろいろ検索を行い、明治製菓プロテインとニュートリーという会社のCP10という各ビタミンが入ったゼリーを注文して毎日摂ることにしました。さらに、新聞広告で見かけた世田谷食品の青汁を飲んで腸内環境を整えて(元々腸の動きは大変悪いので)免疫力を高めようと考えました。

 退院後、家内が毎朝野菜のスムージーを作ってくれます(その野菜のメインとなるニンジンや小松菜は友人のMさんのお宅でできたもので、Mさんには大感謝です)。そのスムージーには、毛細血管まで酸素が行き渡るという酸素の液体を入れてくれてあるのですが、そこにプロテインと青汁の粉末を混ぜて飲んでいます。

 そして、食後には家内が15年来作っている「カスピ海ヨーグルト」を出してもらいます。その中には、免疫力を高めるという家内特性の「手作り酵素」(先輩のKさんが教えてくれたもので、昨年の秋にはその作業を私も手伝いました。樹木希林さんも使っているとのことです)が入っています。

 というように、多様なサプリメント類を摂取するようになりました。これらがどれだけの効果があるのかは全くわかりません。腸の動きは全く良くなる気配がなく、青汁はそろそろやめようかとも思っているくらいです。とはいえ、この2ヶ月でアルブミンと総蛋白の数値が少し上がってきている検査結果は出ています。そんなこともあり、「いいかな」と思うことはいろいろ試してみようかと思っています。

 このサプリの他に、補助治療という言葉で表してみましたが、針治療を中心にマッサージや気功の治療を。試してみたりしました。このことは、。また次回