tsuyojijiの「ガン日和」

胃がん発見からおよそ1年になります。これまでの経過や日々の様子を書き連ねます。

パクリタキセルからナブタキセルへ

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  この花、ご存じですか?カタクリの花です。私が一番好きな花です。先日赤城自然園に行ったときに、偶然咲き残った一本を見つけました。このカタクリは、あの片栗粉のカタクリです。私が住む前橋近辺では、春まだ浅い3月末、あまり陽当たりのよくない雑木林の傾斜地に群落を作ります。やや大ぶりな葉の間から細い花茎が伸び、その先に可憐な花をつけます。マクロレンズをつけたカメラで、絞りを開放にして、思い切り背景をぼかしてファインダーを覗きます。できる限りアップにして焦点を合わせると、そこに少し濃いめのピンクの花弁と存在感のある雌しべ、雄しべが浮かび上がります。花弁の中心部の近くには切り子細工のような模様が刻まれています。ちなみに、片栗粉の原料となるのは1メートル近くも地下深くに伸びた根の先にある球根なのだそうです。

 

   さて、今日から抗がん剤が一部変わりました。これまでの「パクリタキセル」から「ナブタキセル」という抗がん剤に。先日も書いたように、これまでのパクリタキセルとサイラムザによる治療が、やや効果を失いつつありました。 そこで主治医チームの先生方で対応策を相談していた折り、先週のことです。パクリタキセルに変えてナブタキセルとサイラムザの組み合わせにによる治療が群大病院内で認可されたのだそうです。この組み合わせの方がこれまでのものより効果が期待できるとのことで、先生は強くこれを勧めてくれました。もちろん、私も積極的に賛成をし、今日からその組み合わせの点滴になりました。

     このナブタキセルという薬、これまでにもこのクスリ自体はあり、単独で使用はされていたとのことですが、それをサイラムザとの組み合わせで使用することが一週間前に認可となり、その初使用が私なのだそうです。「初物」大好きな私としては、うれしい限りですが、それ以上にこのニューコンビの薬効に大いに期待したいと思っています。皆さんも応援よろしくお願いします。