tsuyojijiの「ガン日和」

胃がん発見からおよそ1年になります。これまでの経過や日々の様子を書き連ねます。

抗がん剤治療(PTX+RAM)①

 桜がそこかしこに咲き始めました。咲き始めたと思ったら、ここのところの暖かさで一気に5・6分咲きになってしまう勢いですね。このままでは、入学式の頃は葉桜になってしまうでしょう。現職の時、毎年新年度のスタート段階、始業式・入学式の翌日とかに、全学級の集合写真を桜の木の下で(ほとんどどこの学校にも桜はありますからね)撮影し、それを教室掲示用にA3サイズにプリントしてあげていました。年度は忘れましたが、桜の開花がその年は早く、それでも今年ほどではありませんでしたが、ほとんどのソメイヨシノは葉桜になりつつあり、校庭の隅にあった山桜が満開を迎えていたので、そのヤマサ桜の下で撮影をしたことがあります。今年はそれを遙かに上回るスピードで桜が咲き始めました。

 さて、1月23日、抗がん剤治療の第2段階、「パクリタキセル」と「サイラムザ」という薬による治療が始まりました。

 標準治療と代替治療の話は以前に書きました。私の場合、群大病院の主治医の指示による標準治療を受けているわけですが、やはり癌の種類によっていろいろな抗がん剤治療があり、それぞれ治療の段階があります。胃がんの場合、前回行ったTS-1とシスプラチンの組み合わせによる治療が、一般的に第1段階の治療として位置付いているようです。結局その第1段階の薬が効かなかった私は、第2段階へと進むことになります。そこで一般的に行われる抗がん剤治療が、「パクリタキセル・・PTX」と「サイラムザ・・RAM」という2種類の薬をセットにした治療ということになりました。

 主治医の説明によると「パクリタキセル」はいわゆる抗がん剤で、「サイラムザ」は、この3年ほどまえに開発された分子標的薬という薬なのだそうです。抗がん剤と分子標的薬の違いについて興味ある方はネット等で調べてみてください。

 今度の「PTX+RAM」はどちらも点滴による治療薬です。週に一度病院に通って点滴を受けます。4週間で1クールとなるのですが、1週目は両方の薬、2週目はパクリタキセルのみ、3週目は両方の薬の点滴を受け、4週目は休息週というサイクルで1クールが終わります。現在は、第3クールの2週目が終わった段階です。

 群大病院には「外来化学療法センター」という通いによる抗がん剤治療を受ける患者のためのセンターがあり、そこには何十台もの点滴用のベッドが並んでいます。病院に行くと、まず採血ルームへ行き、採血をして胃腸科外来に行きます。そこでおよそ1時間血液検査の結果が出るのを待って、主治医の診察になります。その後点滴のセンターへ行って点滴を受けることになります。

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外来化学療法センターの中の様子